昼間の月明かりが
ガラスのカーテンに反射する
雨上がりの草が香る道
刻んだ足音が浮かぶ
風のトンネルを抜けて
夏の吹雪が空に舞う
擦り切れた写真の温度が
手紙の中に残ったまま
月の影を跨ぎながら
眠りの浅い街角を歩く
雲の柱で響く音が
光の線で絵を描く
誰もいない劇場の改札
天に向かって風が吹く
呼吸の中の時間が
進む列車に溶けていく
流れる背景はスローに
青の景色に漂って
夜明けのいつもの空に
寄りかかる灯りが背を叩く
銀の手すりの向こうで
鏡の中の物語が続いている





























































































































































































































