今日は特別なことはなかったけれど、なんだかいろいろ考え込んだ一日だった。仕事は淡々とこなしつつも、気がつけば手が止まってぼんやりしてしまう時間が増えている。忙しさに追われているわけじゃないけれど、何か満たされないような、焦りのような気持ちがずっと心の隅に引っかかっている。
30代に差し掛かって、ふと「この先どうしたいんだろう」と考えることが増えた。仕事は安定しているし、大きな不満もない。でも「満足しているか」と問われると、正直どうだろう。20代の頃は「30代にはこうなっていたい」という理想を思い描いていたけれど、現実はそのどれにも手が届いていない気がする。
友人のSNSを見ていると、家族を持ったり、海外で仕事をしていたり、みんなそれぞれ違う「何か」を手にしているように見える。でも、それが幸せかどうかなんて本人にしかわからないんだよな、と思い直す。自分にとっての「幸せ」や「成功」って何だろう?このまま同じ毎日を過ごしていて、本当に後悔しないんだろうか?
少し前に見たドラマで「人生はいつからでも変えられる」なんてセリフがあった。確かにそうかもしれないけれど、その「変える」一歩を踏み出すのが一番難しい。新しいことを始めるのは怖いし、失うものだってある。でも、このままでいいのかという問いが、最近ずっと自分に付きまとっている。
明日から少しでも新しいことをしてみよう。例えば、いつもと違う道で帰るとか、新しい本を手に取るとか、小さなことでもいいから。変化を恐れずに進んでみたい。30代はまだ人生の折り返し地点。ここからどうするかで、未来の自分が決まる気がする。
夜風が肌に沁みる寒い季節になった。窓を開けて、今日は寒い寒いなんて言いながら眠ろう。明日は、今日より少しだけいい日にするために。