インスタの投稿にふと目が留まった。
それは、女性向け性感マッサージの
出張サービスといった内容だった。
日頃から職場と家の往復のみ。
激務で休日、家の外に出るのも億劫で…。
仕事帰りにもどこかに行く元気がない。
だったら、出張サービスなら?
ちょっとくらい、日頃のご褒美に癒されたっていいはずだよね?
私は少し躊躇いながらも、そこに電話をかける決意をする。
電話をかける指先が微かに震えた。
「はい、ご予約でしょうか」
「あ、はい。あの……インスタを見て…」
言葉が上手く出てこない。急に現実味を帯びてきて、心臓が早鐘を打つ。
「ありがとうございます。お時間とコースのご希望をお伺いしてもよろしいですか?」
落ち着いた口調に少しだけ安心した。彼の質問に応えながら、自分が何を求めているのか自覚する。
「120分コースで……あの、志貴さんで…今日の夜22時…自宅で、お願いできますか?」
言い終わると同時に後悔が押し寄せる。「どうしよう」そう思った瞬間、
「承知しました。本日の22時ですね。初めての方は緊張されるかもしれませんが、リラックスしてお待ちください」
電話を切った後も鼓動は速いままで、スマホの画面を見つめたままソファに身を沈める。天井を見上げ、「何やってんだろ」と呟きながらも、どこか期待感が胸を膨らます。
スマートフォンを何度も手に取っては時間を見る。そして22時が刻々と近づいていることを確かめてしまう。
玄関のチャイムが鳴ったのは21時52分。少し早い訪問に驚きながらもドアを開けると、そこには、普段の日常では出会わないであろう、なんとも言えない色気を纏った男性が立っていた。






















































































































































































































































































































