二人をくるむ しわくちゃのシーツに
街はずれの月あかりが 涙をおとした
ねえ、今度いつ会える? また私と会ってくれるの?
何回聞けば答えてくれるの?
今夜のおまえ とてもきれいだ だけど
たのむから このおれをたしかめないで
向こうむきなよ 背中を抱きしめたいから
寒いね 寒いね 二人抱きあっていても
きっと同じ人生を 同じ歩幅で歩いてゆけたら
君をこんなにうたがわせずに すんだのかもしれないね
Don't Cry Ⅿy love ひとつになっても
Don't Cry Your love ひとつになれないよ
Don't Cry Ⅿy love
Don't Cry Your love
離さないで そのうでを ずっとこのまま
気が遠くなるほど あなたの夢でいたかった
通りすぎてく季節の風が 想い出とかす前に
ごめんね ごめんね もうここを出て行くわ
いつから愛を使い果たしたのか
何もできず 見送ることで 終わりになるなんて
夜が沈み 二人の愛がすべり始める時
壁越しに聞こえるピアノ おまえを追いかける
きっと同じ人生を 同じ歩幅で歩いてゆけたら
君をこんなにうたがわせずに すんだのかもしれないね
Don't Cry Ⅿy love ひとつになっても
Don't Cry Your love ひとつになれないよ
Don't Cry Ⅿy love
Don't Cry Your love
学生時代を京都市で過ごした。学園祭の実行委員を四年間やった。
パンフレット局長を務めていた。
その時、事務局長をしていた先輩が、いつも河原町のカラオケ店でこの歌を歌っていた。
長渕剛はあまり好きではなかったが、先輩がいつも目を閉じて心を込めてこの歌を歌っているのを見ていて、いつの間にか私も好きになった。
その先輩にこんな恋の想い出があるのか聞くことはなかった。
恋は終わって、過ぎ去ってからすべては懐かしい。
せっかく築いてきたものが、巨大地震のようにもろく崩れてしまう。
自分がいつ死ぬのかわからないのと同じように、
その日がいつ来るのか、私たちは何も知らない。