オレンジに揺れる残像
手のひらに沈む指
水滴に包まれて
夜の川に落ちて行く
夢の言葉を広げて
ピースの破片が散る
遠くに転がるほど
戻れなくなる
空の息に運ばれ
雲が夜風に溶ける
形を失っても
わかっている
坂道に隠れた街も
線路の向こうの記憶も
手を振る影に
足音が響く
モノクロのカラーなクレヨン
描いた日々は
早く薄れて
鮮やかな線だけが
深く染みる
花の吐息
棘の記憶
紙に刻んで
音の魔法をかける
グラスに溜めた通り雨
指先に残って
ソファに沈む背中が
朝の光りを待つ
水溜まりに映る宇宙
抱えて
ただ追いかけて
雨の匂いの中
今はここにいたい









































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































