夕暮れに染まる自販機の前で
いつもの影を置いてきた
陽炎の線路には
街路樹へ消えた道が滲んでいる
叶わない呟きを
ぬるい風に乗せながら
蜘蛛の糸に沈んだ時間が
文字の裏で光っていた
花火に照らされた夏が
遠くの空で手を振っている
蝶を追うように
足元の音が走り出す
青の洞窟へダイブして
砂の欠片が空に溶ける
昨日の体温が
少しずつ昇っていく
溢れる鼓動を
無音の風がさらって
栞を挟んだ季節が
胸の鎖に落ちていく
白く渦を描く入道雲
隙間を縫う幻
絵画のような焦燥だけが
指先の筆で震えていた
ブランコに寄りかかって
靴音の歌を聞いている
木漏れ日のゆりかごの中で
無邪気が胸の中で踊って
冒険に向かうように
影の軌跡を追いかける
雨の願いをもう一度だけ
夏の宙へ駆けていく
青く虹がかかる空の下で
今日を写す火花が弾けている



















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































